こんにちは。IB専門家庭教師サービス「IBT(IB Tutors)」です。

「IBの成績で日本の大学に入れるの?」「IB入試って何?普通の入試とどう違うの?」

IB(国際バカロレア)で学ぶお子さまの保護者の方から、大学受験に関するご質問を多くいただきます。

結論から言うと、日本国内の大学でIBスコアを活用できる入試制度は年々拡大しています。

今回は、IB卒業生講師の経験を踏まえて、国内大学のIB入試について徹底解説します。


IB入試とは何か

IB入試とは、IBディプロマのスコアを主な選考基準として利用する大学入試方式です。

一般的な入試(共通テスト+個別試験)とは異なり、以下のような要素で選考されます。

選考要素内容
IBスコアDP合計スコア(45点満点)。大学ごとに最低スコアが設定されている
志望理由書なぜその大学・学部を志望するかを記述
面接個人面接やグループディスカッション
小論文大学・学部によって課される場合がある
英語資格TOEFL、IELTS等のスコアを求められることがある

共通テストや一般的な筆記試験は不要な場合がほとんどです。


IB入試を実施している主な大学

IB入試を実施する日本の大学は年々増加しています。以下は代表的な大学です。

国公立大学

大学学部特徴
東京大学全学部(PEAK含む)推薦入試でIBスコアを活用可能
京都大学一部学部特色入試でIBスコアが評価対象
大阪大学全学部IB入試の先駆的大学。世界適塾入試
東北大学AO入試対象学部IBスコアを書類審査で活用
筑波大学全学部IB特別入試あり
広島大学全学部光り輝き入試でIB対応
岡山大学全学部グローバル・ディスカバリー・プログラム
国際教養大学(AIU)国際教養学部IBスコアでの出願に積極的

私立大学

大学学部特徴
慶應義塾大学法学部、SFC(総合政策・環境情報)等FIT入試、AO入試でIB活用可能
早稲田大学国際教養学部(SILS)、政治経済学部等IB生の受け入れに積極的
上智大学全学部IB入試(国際バカロレア入試)あり
国際基督教大学(ICU)教養学部IB入試を正式に実施
立命館大学全学部IB入試あり。関西圏でIBに積極的
立命館アジア太平洋大学(APU)全学部IBスコアでの出願に非常に積極的
関西学院大学複数学部グローバル入試でIB対応
法政大学GIS(グローバル教養学部)等英語プログラムでIB生歓迎

上記は一例です。 IB入試を実施する大学は毎年増えていますので、最新情報は各大学の入試要項で確認してください。


IB入試で求められるスコアの目安

大学や学部によって求められるスコアは異なりますが、大まかな目安は以下の通りです。

スコア帯出願可能な大学の目安
24点以上IB入試の出願資格を満たす最低ライン(多くの大学)
28〜32点中堅〜上位の私立大学で合格圏
33〜36点上位国公立・早慶上智で合格可能性あり
37〜40点旧帝大・最難関私立で合格圏
41点以上東大・京大を含む最難関校でも競争力あり

注意:スコアだけで合否が決まるわけではありません。 志望理由書や面接の質も重要な選考要素です。


IB入試のスケジュール

IB入試は一般入試よりも早い時期に実施されることが多いです。

一般的なスケジュール(DP2年生の場合)

時期やること
4〜5月IB最終試験受験
6月大学の入試要項を確認。出願準備開始
7月IBスコア発表(通常7月5日前後)
8〜9月出願書類の提出(大学によって異なる)
9〜11月面接・小論文試験
10〜12月合格発表

重要なポイント

  • IBスコアの発表(7月)と出願締切が近い大学が多いため、スコア発表後に急いで準備するのは危険
  • 志望理由書はスコア発表前から準備を始めるべき
  • 面接対策も早期に始めること。IB入試の面接では「なぜIBを選んだか」「EEで何を学んだか」などが聞かれる

Predicted Grade(予測スコア)での出願

一部の大学では、最終スコアが出る前に**Predicted Grade(学校が発行する予測スコア)**で出願できます。

Predicted Gradeの仕組み

  • DP2年の途中で、学校のIBコーディネーターが各科目の予測スコアを算出
  • この予測スコアをもとに大学に出願する
  • 合格した場合、最終スコアが条件を満たせば入学確定(Conditional Offer)
  • 最終スコアが条件を下回ると、合格取り消しの可能性がある

Predicted Gradeは学校の教員の判断に基づくため、日頃の授業態度やIA(内部評価)の質が直接影響します。


IB入試 vs 一般入試 — IB生はどちらを受けるべきか

IB入試のメリット

メリット詳細
IBの学びが直接評価される2年間の努力がスコアとして反映される
共通テスト対策が不要IB DPの学習に集中できる
早期に合格が決まる一般入試(1〜2月)より前に結果が出る
面接でIBの経験をアピールできるEE、CAS、TOKの経験が強みになる

IB入試のデメリット

デメリット詳細
募集枠が少ない一般入試に比べて定員が限られている
IBスコアが低いと選択肢が狭まるスコアに応じて出願先が制限される
志望理由書・面接の準備が必要学力以外の準備にも時間がかかる

両方受験するという選択肢

IB入試と一般入試は併願可能な大学が多いです。

  • IB入試を第一志望で受けつつ、一般入試も準備する
  • ただし、IB DPの学習と一般入試の受験勉強を両立させるのはかなりの負担
  • 現実的には、IB入試に集中して、一般入試は保険程度にするケースが多い

志望理由書の書き方のコツ

IB入試で最も差がつくのが志望理由書です。

書くべき内容

  1. なぜその大学・学部を志望するのか — 具体的なプログラムや教員の研究に言及する
  2. IBの学びをどう活かしたいか — EE、CAS、TOKで得た経験をどう大学で発展させるか
  3. 将来のビジョン — 大学卒業後にどんな分野で活躍したいか
  4. 自分だけのストーリー — テンプレート的な内容ではなく、自分の体験に基づく独自の視点

避けるべきこと

  • 「貴学は有名だから」「偏差値が高いから」 — 具体性がない
  • IBの説明に終始する — 大学側はIBを知っている。IBの説明ではなく、自分の経験と志望の接点を述べる
  • 嘘や誇張 — 面接で深掘りされたときに答えられなくなる

面接対策 — よく聞かれる質問

IB入試の面接で頻出の質問をまとめます。

質問意図回答のポイント
「なぜIBを選びましたか?」IBへの理解度と主体性「親に言われた」ではなく自分の選択として語る
「EEではどんなテーマに取り組みましたか?」研究力と主体性テーマだけでなく、なぜそのテーマを選んだかも
「TOKで最も印象に残った問いは?」批判的思考力具体的な問いと、自分がどう考えたかを述べる
「CASで何を学びましたか?」社会性と主体性活動内容だけでなく、そこから何を得たかを
「大学でどんなことを学びたいですか?」学習意欲と目的意識具体的な研究テーマや授業に言及する
「あなたの強みは?」自己理解IBの経験と結びつけて具体的に語る

保護者ができるサポート

大学受験で保護者に求められること

  1. 早めの情報収集 — DP1年の段階から、IB入試を実施している大学のリストを作る
  2. お子さまの志望を尊重する — 「この大学に行ってほしい」ではなく、お子さまの興味を軸に
  3. 志望理由書のフィードバック — 内容は口出しせず、「読みやすさ」「論理の流れ」の観点で
  4. 面接練習の相手になる — 保護者が面接官役をやるだけでも効果がある
  5. IBスコアに一喜一憂しない — スコアが期待通りでなくても、他の入試方式がある

IB卒業生からのアドバイス

IBTの講師が大学受験の経験から伝えたいこと。

「IB入試の存在を知るのが遅くて、準備期間が短かった。DP1年のうちから調べ始めるのがベスト」

「志望理由書はEEとリンクさせると説得力が増す。EEのテーマを大学でどう発展させるかを書けると強い」

「面接で一番大事なのは、正解を言うことじゃなくて、自分の考えを自分の言葉で伝えること。IBで鍛えた力がそのまま活きる」


大学受験の相談もIBTにお任せください

IBTの講師は全員IB卒業生です。IB入試を経験した講師が、リアルな体験に基づいたアドバイスを提供します。

  • IB入試の出願戦略の相談
  • 志望理由書のレビュー
  • 面接練習
  • 「IBスコアがこのくらいなら、どの大学を目指せるか」のアドバイス

大学受験は、早い段階から準備するほど有利です。


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IBTでは、60分の無料体験を受け付けています。

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