DP(ディプロマプログラム)とは?
世界の大学が認める国際的な卒業資格。
6科目+TOK+EE+CASで構成される、IBの最高峰プログラム。
WHAT IS DP?
DP(ディプロマプログラム)とは
IB DP(Diploma Programme / ディプロマプログラム)は、国際バカロレア(IB)が提供する16歳から19歳を対象とした2年間の教育プログラムです。日本では主に高校2・3年生にあたる時期に実施されています。
DPは6つの科目群から選択した科目と、3つのコア要素(TOK・EE・CAS)で構成されます。45点満点で評価され、最低24点でIBディプロマ(国際バカロレア資格)を取得できます。
IBディプロマは世界中の大学で入学資格として認められており、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアをはじめ、日本の大学でもIB入試を導入する大学が増加しています。DPはIBプログラムの最高峰であり、取得者は国際的に通用する高い学力と思考力を証明できます。
DP STRUCTURE
DPの構成 - 6科目群+コア
DP生は6つの科目群から1科目ずつ選択し、うち3〜4科目をHL(Higher Level)、残りをSL(Standard Level)で履修します。
言語と文学(Studies in Language and Literature)
母語での文学研究。文学作品の分析・比較・批評を通じて、高度な言語運用力と批判的読解力を養います。日本語A、English Aなど。
言語習得(Language Acquisition)
外国語の習得。Language B(既習言語)とLanguage ab initio(初習言語)から選択。コミュニケーション能力と異文化理解を深めます。
個人と社会(Individuals and Societies)
歴史、経済、地理、心理学、ビジネスなど。社会科学的な分析力と論述力を鍛えます。IAでは独自のリサーチを行います。
理科(Sciences)
生物、化学、物理、環境システムと社会(ESS)など。実験とデータ分析を重視し、科学的探究力を高度に発展させます。
数学(Mathematics)
Mathematics: Analysis and Approaches(AA)またはApplications and Interpretation(AI)を選択。それぞれHL/SLがあり、進路に合わせて選びます。
芸術(The Arts)/ 選択科目
音楽、美術、演劇、映画など。Group 6の代わりにGroup 3または4から追加科目を選択することも可能です。
コア3要素(The Core)
知の理論
Theory of Knowledge
課題論文
Extended Essay
創造・活動・奉仕
Creativity, Activity, Service
SCORING
評価とスコアリング
IBディプロマ満点
45点
6科目のスコア
7点 x 6科目 = 42点
各科目1〜7点で評価。外部試験(筆記試験)とIA(内部評価)の合算。
ボーナスポイント
TOK + EE = 最大3点
TOKとEEの成績の組み合わせにより0〜3点のボーナスが加算されます。
ディプロマ取得条件
- - 合計24点以上
- - CASの要件を満たしていること
- - TOKとEEでN(未評価)やE(不合格)がないこと
- - HL科目で合計12点以上、SL科目で合計9点以上
- - 1点の科目がないこと
THEORY OF KNOWLEDGE
TOK(知の理論)とは
TOK(Theory of Knowledge / 知の理論)は、DPの中核をなす独自の科目です。「私たちはどのように知識を得るのか?」「何かを『知っている』とはどういうことか?」という根本的な問いに取り組みます。
Knowledge Questions(知識の問い)
TOKでは「知識に関する問い」を探究します。例: 「科学的知識と芸術的知識はどのように異なるか?」「感情は知識の妨げになるか、助けになるか?」
TOKエッセイ(1,600語)
IBが提示する6つの処方課題(Prescribed Titles)から1つを選び、1,600語のエッセイを執筆します。外部評価の対象です。
TOKエキシビション(Exhibition)
3つの実物(objects)を選び、それらがどのようにTOKのテーマと関連するかを説明するプレゼンテーション。内部評価の対象です。
EXTENDED ESSAY
EE(課題論文)とは
EE(Extended Essay / 課題論文)は、自分で選んだテーマについて4,000語の学術論文を執筆するプロジェクトです。DPの科目の中から1つを選び、その分野で独自のリサーチクエスチョン(研究課題)を設定して探究します。
- 分量: 最大4,000語(約日本語8,000字相当)
- テーマ: DP科目から1つ選択し、独自のリサーチクエスチョンを設定
- プロセス: 文献調査・データ収集・分析・論述・参考文献リスト作成
- Viva Voce: 論文完成後にスーパーバイザーとの口頭面談(振り返り)
- 評価: A〜E(外部評価)。TOKとの組み合わせでボーナスポイントに影響
INTERNAL ASSESSMENT
IA(内部評価)とは
IA(Internal Assessment / 内部評価)は、各DP科目で課される校内評価課題です。科目によって形式は異なりますが、最終成績の20〜30%(科目により異なる)を占める重要な評価です。
理科のIA
自ら設計した実験を行い、データを収集・分析。約6〜12ページのレポートを作成します。
数学のIA
数学的探究レポート(Mathematical Exploration)。自分で選んだ数学的テーマを6〜12ページで探究します。
言語と文学のIA
個人口述(Individual Oral)。文学作品とグローバルな問題を結びつけた15分間の口頭発表です。
個人と社会のIA
科目により異なります。歴史はHistorical Investigation(2,200語)、経済はCommentary Portfolio等。
CREATIVITY, ACTIVITY, SERVICE
CAS(創造・活動・奉仕)とは
Creativity(創造性)
芸術的・創造的な活動。音楽、美術、演劇、クリエイティブライティング、ウェブサイト制作など。
Activity(活動)
身体的な活動。スポーツ、ハイキング、ダンス、ヨガなど。健康的なライフスタイルの維持を目的とします。
Service(奉仕)
地域社会への貢献活動。ボランティア、環境保護活動、チュータリング、募金活動など。
CASは点数評価ではありませんが、ディプロマ取得の必須要件です。18か月以上にわたり、Creativity・Activity・Serviceのバランスの取れた活動を行い、CASポートフォリオとして記録します。CASプロジェクト(複数の要素を含む長期プロジェクト)も必須です。
UNIVERSITY ADMISSION
DPと大学進学
日本の大学 - IB入試
東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、ICU、筑波大学など、多くの大学がIB入試を導入しています。一般入試とは別枠の選抜で、IBスコア・志望理由書・面接で合否が決まるケースが多く、IB生にとって有利な入試方式です。
海外の大学
IBディプロマは世界中の大学で広く認められています。イギリスの大学ではIBスコアで直接出願でき、アメリカの大学ではHL科目で高得点を取ると大学の単位として認定されることもあります。カナダ、オーストラリア、ヨーロッパの大学でも高く評価されます。
スコアの目安
世界平均は約30点前後。日本のトップ大学のIB入試では概ね36点以上、海外トップ大学(オックスフォード・ケンブリッジ等)では38〜42点以上が目安とされています。IBTでは目標スコアに合わせた戦略的な対策を行います。
IBT SUPPORT
IBTのDPサポート
DP対応の個別指導
IBTでは、IB卒業生の講師がDP生一人ひとりに合わせたマンツーマン指導を提供しています。全6科目群に加え、TOK・EE・IA・CASまで幅広くカバー。IB卒業生ならではの実体験に基づくアドバイスが強みです。
- 全6科目群(HL/SL)の教科指導・試験対策
- TOKエッセイ・エキシビションの作成サポート
- EE(課題論文)のテーマ設定から完成までの伴走
- 各科目IA(内部評価)の制作・改善指導
- 大学進学に向けた戦略的なスコア対策
DP授業料(税込)
7,260円〜7,678円/回(50分)
入会金0円・チケット制
FAQ
DPに関するよくある質問
IBディプロマの満点は何点ですか?
45点満点です。6科目各7点で42点、TOKとEEのボーナス最大3点を加えて45点満点。ディプロマ取得には最低24点が必要で、世界平均は約30点前後です。
IBディプロマは日本の大学受験に使えますか?
はい、使えます。東京大学、京都大学、早慶、上智、ICUなど多くの大学がIB入試を導入しています。IBスコア・志望理由書・面接で合否が決まるケースが多く、一般入試とは別枠の選抜になります。
HLとSLの違いは何ですか?
HL(Higher Level)は授業時間240時間、SL(Standard Level)は150時間で、HLはより深く広い内容を学びます。DP生は3〜4科目をHL、残りをSLで履修します。大学進学を見据えて、志望分野に関連する科目をHLで取るのが一般的です。