IB DP(ディプロマ・プログラム)の中でも、特にユニークな科目が「TOK(Theory of Knowledge / 知の理論)」です。「何を勉強すればいいかわからない」「点数の取り方がイメージできない」と悩む生徒が多い科目でもあります。

今回は、IBTで講師として活躍するIB卒業生に、TOKで高得点を取るまでの道のりを聞きました。

※ プライバシー保護のため、一部情報を変更しています。

TOKとの出会い

──TOKを初めて受けたとき、どう感じましたか?

正直、最初は「何をやる授業なの?」という感じでした(笑)。他の教科みたいに教科書を読んで問題を解くわけじゃないので、戸惑いましたね。

でも、先生が「TOKは答えを見つける授業じゃなくて、問いを深める授業だよ」と言ってくれて、少し気持ちが楽になりました。

転機になった出来事

──TOKが面白いと思えるようになったきっかけは?

数学の授業で「数学的な真理は発見されるものか、発明されるものか」というディスカッションがあったんです。それがTOKの「知識の本質」という概念とつながったとき、「あ、全部つながってるんだ」と感じました。

そこから、他の教科を学ぶときも「この知識はどうやって生まれたんだろう?」「この方法で得た知識はどこまで信頼できるんだろう?」と考えるクセがつきました。

具体的な勉強法

──TOKエッセイとプレゼンテーション、それぞれどう準備しましたか?

TOKエッセイ

  1. prescribed titleを全部読んで、自分が一番「語れる」テーマを選ぶ

    • 難しそうなテーマより、自分の経験や知識と結びつけやすいテーマがベスト
  2. 「知識の問い(Knowledge Question)」を明確にする

    • エッセイ全体の軸になるので、ここに一番時間をかけました
  3. 具体例は「自分の体験」と「学術的な例」を混ぜる

    • 自分の経験だけだと主観的になりすぎ、学術的な例だけだと教科書的になる
  4. 反論(Counter-argument)を必ず入れる

    • 「一方で、こういう見方もある」と書くことで、分析の深さが伝わる

TOKプレゼンテーション

  1. 身近な「実世界の状況(Real-life situation)」から始める

    • ニュースや日常生活の中から、TOKの概念と結びつくトピックを探す
  2. 知識の問い → 分析 → 結論の流れを明確に

    • 聞いている人が「なるほど」と思える構成が大事
  3. 練習は最低5回

    • 時間管理と、質疑応答の準備のために

保護者の方へのメッセージ

──TOKで悩んでいる生徒の保護者に、アドバイスはありますか?

TOKは「正解がない」からこそ、お子さんが不安になりやすい科目です。でも、その「正解がない中で考え抜く力」こそ、IBが育てたい力なんです。

家庭でできることとしては、ニュースや社会問題について「あなたはどう思う?」と聞いてあげること。これが自然なTOKトレーニングになります。

IBTの講師だからできるTOK指導

IBTの講師は全員IB卒業生です。TOKの授業を実際に受け、エッセイを書き、プレゼンテーションを経験しています。

  • TOKエッセイのテーマ選びから構成まで、マンツーマンでアドバイス
  • 「知識の問い」の立て方を、具体例を交えて指導
  • プレゼンテーションのリハーサル相手にもなれる

「TOKが何をすればいいかわからない」という状態から、「TOKって面白い」に変わるサポートを提供しています。

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