「EEって、何から手をつければいいの?」
「子どもがExtended Essayに取りかかるけど、親としてどうサポートすればいい?」
こんな声を、IBのご家庭からよくいただきます。
EE(Extended Essay)はIB DPの中でも特に大きな課題のひとつ。約4,000語の論文を、自分でテーマを決めて、リサーチして、書き上げる——これは大人でも大変ですよね。
でも、安心してください。EEには「高評価を取るためのコツ」がちゃんとあります。IBを実際に経験した私たちだからこそお伝えできる、5つのステップをご紹介します。
目次
- ステップ1:テーマ選びが勝負の8割テーマ選びのチェックリスト- ステップ2:リサーチクエスチョン(RQ)を磨く- ステップ3:計画を立てて、少しずつ進める- ステップ4:構成は「型」に沿って書くEEの基本構成- ステップ5:フィードバックをもらい、何度も磨くフィードバックを活かすコツ- まとめ:EEは正しいステップを踏めば大丈夫
ステップ1:テーマ選びが勝負の8割
EEで最も大切なのは、実は「テーマ選び」です。
よくある失敗は、テーマが広すぎること。たとえば「日本経済について」ではなく、「日本の消費税増税が若年層の消費行動に与えた影響」のように、具体的に絞ることがポイントです。
テーマ選びのチェックリスト
- 自分が本当に興味を持てるテーマか?(4,000語書くモチベーションが続くか)
- 十分なリサーチ資料が見つかるか?
- 4,000語で扱える範囲に絞れているか?
- リサーチクエスチョン(RQ)を一文で言えるか?
お子さまがテーマに迷っているなら、「好きな科目×身近な疑問」の掛け合わせで考えてみるのがおすすめです。
🎓 IB卒業生の声(IB 42点取得・IBT講師)
「私は最初『環境問題について』っていうざっくりしたテーマでEEを始めちゃって、途中で何を書いているのかわからなくなりました。先生に相談してテーマを『東京湾の水質改善政策が地域漁業に与えた経済的影響』まで絞ったら、一気にリサーチも執筆もスムーズになりました。テーマ選びに時間をかけるのは、本当に大事です!」
ステップ2:リサーチクエスチョン(RQ)を磨く
テーマが決まったら、次はRQ(Research Question)の設定です。EEの評価基準でも、RQの明確さは重要なポイントになっています。
良いRQの特徴はこの3つです:
- 具体的:何を調べるのかが一目でわかる
- 答えが「Yes/No」で終わらない:分析や議論が必要な問いになっている
- 検証可能:データや文献で裏付けられる
例えば、こんな違いがあります:
- NG:「地球温暖化は問題か?」→ 広すぎる&Yes/Noで終わる
- OK:「東京都における2015〜2025年の平均気温上昇は、都市部の電力消費パターンにどのような影響を与えたか?」→ 具体的で分析できる
ステップ3:計画を立てて、少しずつ進める
EEの締め切りは遠く感じるかもしれませんが、一気に書こうとすると必ず苦しくなります。IBの先輩たちが口を揃えて言うのは「もっと早く始めればよかった」ということ。
おすすめのスケジュール感はこちらです:
- 3〜4か月前:テーマ決定・RQ確定・リサーチ開始
- 2〜3か月前:アウトライン作成・本文執筆開始
- 1〜2か月前:初稿完成・スーパーバイザーにフィードバックをもらう
- 最後の1か月:修正・推敲・フォーマット調整
保護者の方ができるサポートとしては、「今どのフェーズにいるの?」と定期的に声をかけてあげることが効果的です。進捗を気にかけてくれている、という安心感がお子さまの大きな支えになります。
ステップ4:構成は「型」に沿って書く
EEには決まったフォーマットがあります。この型を守るだけで、読みやすさと評価の両方が上がります。
EEの基本構成
- Introduction(序論):RQの提示、テーマの背景、なぜこのテーマを選んだか
- Body(本論):データや文献を使った分析・議論。H2/H3で論点ごとに整理
- Conclusion(結論):RQに対する答え、研究の限界、今後の課題
- Bibliography(参考文献):引用した文献をすべてリスト化
特に大事なのは、本論の中で自分の分析・意見をしっかり入れること。資料をまとめるだけでは高評価にはつながりません。「この データからこう読み取れる」「この点については異なる解釈もある」といった、自分なりの考察が求められます。
ステップ5:フィードバックをもらい、何度も磨く
EEは一発で完成させるものではありません。スーパーバイザーとの面談(リフレクションセッション)を活用して、繰り返し改善していくプロセスが重要です。
フィードバックを活かすコツ
- 初稿は完璧を目指さなくてOK。まず「書き切る」ことが大事
- スーパーバイザーには具体的な質問を用意して臨む(「ここの論理展開は伝わりますか?」など)
- RPPF(Reflection on Planning and Progress Form)は評価対象。振り返りを丁寧に書く
IBTの講師の中にも、EEで高評価を取った経験者がたくさんいます。「自分のEEではこうやった」「このポイントで評価が上がった」というリアルなアドバイスは、経験者だからこそ伝えられるものです。
🎓 IB卒業生の声(IB 40点取得)
「EEは初稿を出すのが一番怖かったです。完璧にしてから見せたいって思ってたんですけど、思い切って6割くらいの完成度でスーパーバイザーに見せたら、自分では気づかなかった視点をたくさんもらえました。早めに出して、何回も直す方が絶対にいい結果になります!」
まとめ:EEは正しいステップを踏めば大丈夫
Extended Essayは確かに大変な課題ですが、正しい手順を踏めば、しっかり高評価を狙えます。
- テーマを具体的に絞る
- 明確なRQを設定する
- 計画的にスケジュールを立てる
- 型に沿った構成で書く
- フィードバックを受けて磨く
お子さまが「難しい」「どうすればいいかわからない」と感じているなら、それは普通のことです。IBを経験した先輩のサポートがあれば、EEは乗り越えられる課題になります。
IBTでは、IB卒業生の講師がお子さまの学習を直接サポートしています。
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