大学概要
ケンブリッジ大学は1209年に設立された、世界最高峰の大学の一つです。QS世界大学ランキング2025では世界5位に位置し、英国東部の美しい学術都市ケンブリッジに29のアンダーグラデュエート・カレッジが集まるカレッジ連合制を採用しています。IBを学ぶ国際生が全体の約25%(約3,207名)を占め、91カ国以上から学生が集まる多様な環境が整っています。
教育の特徴は**スーパービジョン制(Supervision System)**です。週1〜2回、少人数(通常1〜3名)でスーパーバイザー(専門教員)と直接議論する超少人数指導が全学部で行われます。「答えを教わる」のではなく、「考え方を鍛える」この形式はIBのTOKや探究学習の延長線上にあり、IB生の思考スタイルと高い相性を持ちます。ノーベル賞受賞者を120名以上輩出している世界有数の研究機関でもあります。
IB入試の仕組み
ケンブリッジのIBスコア要件はオックスフォードよりさらに高く、典型的なオファー条件は41〜42点、HL 7・7・6です(コースによって異なります)。Natural Sciences(自然科学)コースの公式確認では「41〜42点、HL776」が典型オファーとして明示されています。
代表的なオファー条件
| コース | IB典型的オファー例 |
|---|---|
| 自然科学(Physical/Biological Sciences) | 41〜42点、HL 7,7,6 |
| 数学 | 41〜42点、HL 7,7,6(数学HL必須) |
| 工学 | 41〜42点、HL 7,7,6 |
| 経済学 | 40〜42点、HL 7,7,6 |
数学の選択について: 理工系・数学系では「Analysis and Approaches(AA)HL」が強く推奨されます。Physical Sciences志望ならAA HLが事実上の必須水準。Biological Sciences志望でもAA HLの方が競争力が高いとされています。
HL科目はA levelの代替として認められており、志望コースが指定するHL科目で高得点を取ることが選考の核心となります。
出願プロセス
ケンブリッジへの出願は通常のUCASに加え、My Cambridge Application(MCA) という追加フォームの提出が必要です。
厳守締切:10月15日(英国時間18:00)
出願ステップと必要書類:
- UCAS出願フォーム — 個人情報・学歴・Personal Statement
- My Cambridge Application(MCA) — UCAS提出後にアクセス可能となる追加フォーム。学業以外の活動、課外実績、コース選択理由等を記載
- Personal Statement — UCASの3設問形式(合計4,000文字以内)。志望学問への深い関心と学外での探究活動を示すことが重要
- 学校の推薦状(Reference) — 英語で記載。予測スコアの明記が必須
- 入試テスト(Admissions Assessments) — コースによって異なる(STEP: 数学、ENGAA: 工学、NSAA: 自然科学、TSA: 人文・社会科学など)
- 小論文・ポートフォリオ — 一部コースで必要
- 面接(Interview) — ケンブリッジではほぼ全ての出願者が面接を受けます(ショートリスト方式ではなく広く実施)。12月に実施。スーパービジョンに近い形式で、学術的思考力・問題解決プロセスが評価されます
カレッジ選択も重要で、各カレッジが独自に選考を行います。オープン出願(カレッジ未指定)も可能です。
学費と奨学金
留学生の学費は専攻分野によって大きく異なります(2026年度入学・年間)。
| コースグループ | 対象コース例 | 年間学費 |
|---|---|---|
| グループ1 | 法学・経済学・英文学等 | £29,052 |
| グループ2 | 数学 | £32,406 |
| グループ3 | 建築・音楽・地理等 | £38,010 |
| グループ4 | コンピュータ科学・工学等 | £44,214 |
| グループ5 | 医学・獣医学 | £70,554 |
※ 上記学費はコース期間中固定。カレッジ費用(寮費・食費含む)は別途必要。
奨学金・財政支援:
- Cambridge Trust(ケンブリッジ・トラスト) — 留学生向け奨学金の主要窓口。学費一部支援から全額支援まで。入学出願と同時または直後に申請
- Gates Cambridge Scholarship — 大学院生向け世界最高峰の奨学金の一つだが、ケンブリッジが奨学金の中心機関
- 各カレッジ独自の Travel Grants・Hardship Fund — 緊急的な経済支援や研究活動支援として各カレッジが個別に提供
- 英国政府・民間機関の奨学金 — Chevening等の英国政府奨学金(主に大学院)
キャンパス・学生生活
ケンブリッジは市全体が世界遺産的な美しさを持つ学術都市で、29のカレッジが市街地に点在しています。学生はカレッジに所属し、少なくとも3年間はカレッジ内の寮に居住することが原則です(公式情報)。寮はカレッジの建物内または近接する施設にあり、カレッジが学術サポート・食事・課外活動の中心となります。
スーパービジョンという超少人数指導に加え、大学全体の講義・実習・実験施設も充実。有名なケム川(River Cam)でのパンティング(棒で舟を操る伝統的な水上遊覧)は学生生活の象徴です。スポーツクラブ・学術系サークル・芸術団体など多数の学生団体が活発に活動しています。ロンドンへは電車で約50分とアクセスも良好です。
卒業後のキャリア
ケンブリッジの卒業生は英国はもちろん世界中のトップ機関で活躍しています。政界・経済界・学術界・文化界で多くのリーダーを輩出してきた歴史があります。主な進路例:
- 学術・研究職(世界各国トップ大学への大学院進学率が高い)
- 金融・投資(シティ・ロンドンの外資系金融機関)
- コンサルティング(McKinsey、BCG、Bain等)
- テクノロジー(Googleをはじめとするテック企業。Cambridge近郊の「シリコンフェン」スタートアップ集積地)
- 法曹・政界(英国首相経験者多数)
- 国際機関(UN、IMF、世界銀行等)
日本人IB生へのアドバイス
ケンブリッジのスコア要件(41〜42点)は世界最高水準です。日本人IB生が意識すべき重要ポイントをまとめます。
スコア目標は早期に明確化する: 41点台を目指すためには、DP1年目(高校2年相当)の時点でHL科目の方向性を固め、定期的なスコア確認と修正を行う必要があります。IB最終試験まで時間的な余裕は少なく、後半で挽回するのは困難です。
数学の選択が最重要: 理工系志望ならIB数学はHL Analysis and Approaches(AA)一択です。ケンブリッジはそれ以外の選択では競争力が著しく落ちる可能性があります。文系でも数学系科目でのHL取得が有利なコースは多いです。
入試テスト対策は夏から: STEPやENGAAなどケンブリッジ独自の入試テストは難易度が非常に高く、対策に数カ月単位の時間が必要です。DP2年目の夏(日本の高3の夏)には着手してください。
面接はほぼ必須と考える: ケンブリッジの面接はほぼ全員が受けます。スーパービジョン形式に似た学術対話が行われるため、「知識を答える」ではなく「その場で一緒に考える」練習が必要です。
IBTからのアドバイス
ケンブリッジを目指すなら、HL全科目で7を目指す姿勢が前提です。特に理系コースではHL数学AA・理科のスコアが直接合否を左右します。IBTのIB卒業生講師が各科目のスコアアップから入試テスト対策、面接練習まで継続的にサポートします。まずは60分無料体験で志望コースと現状スコアをもとに戦略を立てましょう。
※ 最新の入試要件・コース別スコア条件はケンブリッジ大学公式サイトで必ずご確認ください。
UNIVERSITY INFO
- 国 / 都市
- 🇬🇧 イギリス・ケンブリッジ
- QS世界ランク
- #5
- IBスコア目安
- 41-42+点
- 入試タイプ
- UCAS出願 + 入試テスト + 面接
- 出願システム
- UCAS + My Cambridge Application
- 出願締切
- 10月15日(英国時間18:00)
- 語学要件
- IELTS 7.5以上(各項目7.0以上)
- 学費目安
- £29,052〜£70,554/年(2026年度・留学生)
- 奨学金
- あり
- 注目プログラム
- 自然科学(Natural Sciences)数学工学コンピュータ科学法学経済学
IBTの特徴
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