大学概要
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)は1895年創立、社会科学分野で世界最高峰の大学として知られています。経済学・政治学・法学・社会学・国際関係など社会科学系に特化した専門大学で、QS世界大学ランキング2025では世界50位、社会科学分野では世界トップクラスに位置します。
約1万1千人の学生が在籍し、そのうち約70%が海外出身という極めて国際色の強い大学です。卒業生にはノーベル経済学賞受賞者や世界の首脳・政策立案者が多数おり、「経済・政治・法の世界を動かすリーダー」を育てる場として高い評価を誇ります。ロンドン中心部(ホルボーン)に位置し、国際機関・シンクタンク・金融街との距離的な近さも大きな魅力です。
IB入試の仕組み
LSEへのIB入試は**UCAS(英国大学共通出願システム)**を通じた書類審査のみで行われます。面接は一切なく、IBスコア・Personal Statement・学校の推薦状が選考の全てを決める、ペーパー勝負の大学です。
必要スコアの目安(学部により異なる):
| スコア帯 | 対応するHL成績 | 該当学部例 |
|---|---|---|
| 37点 | HL 6-6-6 | Management、Philosophy等 |
| 38点 | HL 7-6-6 | Economics、Accounting & Finance等 |
| 39点 | HL 7-7-6 | 数学系プログラム、Data Science等 |
数学HL(Math AA)の要件: 計量・データ分析系プログラム(BSc Mathematics and Economics、Financial Mathematics & Statistics、Data Science、Actuarial Science)はMath Analysis and Approaches(HL)が必須です。BSc Economicsや Econometricsでも強く推奨されます。これはLSE特有の要件なので、志望学部が数学系かどうかの確認が必須です。
入学後の実態: 公式最低スコアは37点ですが、実際に入学する学生の平均スコアは40点前後であることが多く、スコアだけでなくPersonal Statementの質が大きく差を生みます。
出願プロセス
LSEへの出願はすべてUCAS経由で行います。UCAS上でLSEを志望校リストに含め(最大5校まで選択可)、全ての大学に共通の書類を提出します。
提出書類:
- Personal Statement(英語・4,000字以内、UCASに1通のみ)
- 学校推薦状(在学校の担任・進路指導担当者が作成)
- IBの成績証明・予測スコア(在学校が提出)
- 英語力証明(IELTS / TOEFL — 出願時点では不要、条件付きオファー後に提出)
出願締め切り: 毎年1月14日(UCAS Equal Consideration Deadline・英国時間18:00)。2026年入学から従来の1月29日が1月14日に前倒しされました。この期限を過ぎると審査が不利になるため、年内に準備を完了させておくことが重要です。なお法学部(LLB Law)志望者はLNATテストを12月31日までに受験する必要があります。
学費と奨学金
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 授業料(海外学生・2026-27年度) | 約£28,100〜£39,900/年(プログラム別Tier) |
| 3年間概算 | 約£84,300〜£119,700 |
| 生活費(ロンドン) | £20,000〜£25,000/年 |
LSEの海外学生向け学費は学部・プログラムによってTier制で設定されており、入学年度の学費が全在学期間を通じて固定されます。2026-27年度から学費が大幅に値上げされ、特に経済学・データサイエンス系の上位Tierでは前年比約15〜50%増となっています。 公式の学費表はLSE Table of Feesで確認してください。
奨学金:
- LSE Undergraduate Support Scheme — 財政支援が必要な海外学生向け。年間£15,000〜£25,000の部分補助。毎年6月初旬が申請締め切り
- LSE Beacon Scholarship — 私的寄付による選抜型奨学金
- Singapore LSE Trust Scholarship — シンガポール出身学生向け
- その他9種類の奨学金を毎年設定(詳細はLSE公式サイトで確認)
キャンパス・学生生活
LSEのキャンパスはロンドン中心部(ホルボーン地区)に集積しており、単一の大きな「キャンパス」というよりも、複数のビルが徒歩圏内に点在するアーバン型の大学です。大英博物館やテムズ川から徒歩数分、ロンドン最大のビジネス街シティ・オブ・ロンドンへも電車で10分以内という立地は、インターンシップやネットワーキングに非常に有利です。
学生の7割が海外出身のため、日本人がマイノリティにならない感覚を持ちながらも、多様な文化的バックグラウンドを持つ同期と学べます。学生組合(LSE SU)には約200以上のクラブ・学会があり、Model UNや投資クラブなど、将来のキャリアに直結するアカデミック活動が特に活発です。
学生寮は大学が保証する1年目向けの寮(£200〜£400/週)や民間シェアハウスがあります。ロンドンの生活費は高めですが、インターンシップや奨学金と組み合わせることで対応できます。
卒業後のキャリア
LSE卒業生のキャリアパスは極めて多様で、かつ世界最高水準のネットワークにアクセスできます。
- 外資系金融・投資銀行 — Goldman Sachs、JPMorgan、BlackRock等でのキャリアが豊富
- 外資系コンサルティング — McKinsey、BCG、Bain、Oliver Wymanなどへの就職実績多数
- 国際機関・政府機関 — 国連、IMF、World Bank、各国中央銀行など
- シンクタンク・政策機関 — 英国財務省、各国政府のエコノミストポジション
- テック・スタートアップ — FinTechやデータサイエンス分野でも活躍
特に「経済学 × 数学 × データ」の組み合わせを持つLSE卒業生は、QuantやデータサイエンティストとしてFinTech・ヘッジファンド・グローバルテック企業から非常に高い需要があります。
日本人IB生へのアドバイス
Personal Statementは最も重要な書類です。 LSEは面接がないため、Personal Statementの質が合否を直接左右します。単なる「やりたいこと宣言」ではなく、「なぜ経済学(または社会科学)なのか」「どのような学問的問いを持っているか」を具体的な読書経験・時事問題への考察と結びつけて書くことが求められます。
IBのTOKとEEを活かしてください。 TOKで培った「知識とは何か」を問う習慣、EEで経験した独立研究の深さは、LSEが求める「批判的思考力」そのものです。EEのテーマを経済学・政治学・社会学に寄せておくと、Personal Statementに説得力が増します。
数学HLは最優先事項です。 LSEの主要プログラムではMath AA(HL)が必須または強く推奨されます。数学が苦手な場合でも、BSc ManagementやBSc Sociologyなど数学要件がないプログラムも選択肢にあります。
IBTからのアドバイス
LSEを目指すなら、IBスコアは37点以上を最低ラインとして、HL Math AA・Economics・Historyなどで6〜7を安定させることが重要です。特にPersonal Statementの質は書き直しを何度も重ねることで格段に向上します。
IBTのIB卒業生講師が、HL科目のスコアアップからPersonal Statement添削まで一貫してサポートします。まずは60分無料体験でLSE志望に向けた戦略を一緒に考えましょう🩷
※ 最新の入試要件・出願スケジュール・学費は必ずLSE公式サイトでご確認ください。
UNIVERSITY INFO
- 国 / 都市
- 🇬🇧 イギリス・ロンドン
- QS世界ランク
- #50
- IBスコア目安
- 37〜39+点
- 入試タイプ
- UCAS出願(面接なし)
- 出願システム
- UCAS
- 出願締切
- 1月14日(UCAS Equal Consideration Deadline・英国時間18:00)
- 語学要件
- IELTS 7.0(各セクション6.5以上)/ TOEFL iBT 100(Writing 25以上)
- 学費目安
- 約£28,100〜£39,900/年(海外学生・2026-27年度・プログラム別)
- 奨学金
- あり
- HL科目要件
- 学部により異なる(数学・経済系はMath AA HL必須)
- 注目プログラム
- BSc EconomicsBSc PoliticsBSc LawBSc ManagementBSc Data ScienceBSc Social Policy
IBTの特徴
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