「SDGs、人権、紛争、移民問題…こういうテーマを”教科書で覚える”じゃなくて、自分の手で調べて、実際に動いて学びたい。」 そんな人にぴったりなのが、IB Diploma ProgrammeのGlobal Politics(グローバルポリティクス)です。
Global Politicsは、IBのGroup 3(Individuals and Societies/個人と社会)に属する科目で、国際関係・人権・持続可能な開発・平和と紛争といった”いまの世界”を扱うユニークな科目。Historyのように過去を深掘りするのでも、Economicsのようにモデルで分析するのでもなく、「現代の政治的イシューに自分で関わりながら学ぶ」ことに重点が置かれています。
この記事では、2024年8月から始まった新シラバス(First assessment May 2026) を前提に、Global Politicsの全体像・シラバス構造・SL/HLの違い・3つのペーパー試験・内部評価(Engagement Project)の書き方、そして大学進学との相性までを、公式情報に基づいて整理します。
この記事で分かること
- IB DP Global Politicsが「何を・どう学ぶ科目」なのか
- 新シラバス(2024年開始/初回試験2026年5月)の変更ポイント
- Core Theme+3つのThematic Studies+HL Extensionの内容
- Paper 1/Paper 2/Paper 3の違いと対策
- Engagement Project(IA)の進め方とテーマ選びのコツ
- どんな大学・学部と相性がいいか
目次
- Global Politicsはどんな科目?
- 新シラバス(2024年開始・初回試験2026年5月)のポイント
- シラバス構造:Core Theme+3つのThematic Studies
- SLとHLの違い:HL Extension「Global Political Challenges」
- 評価構造:Paper 1/Paper 2/Paper 3/Engagement Project
- Engagement Project(IA)の進め方
- おすすめテーマ例:日本から書けるGlobal Politicsイシュー
- どんな人に向いているか・向かない人
- 大学進学との相性:国際関係・政治・法学部へ
- 高得点を取るための学習戦略
- FAQ
- 出典・参考情報
- 関連記事
1. Global Politicsはどんな科目?
IB DP Global Politicsは、「people, power and politics」を中心テーマに、現代世界における政治的な問題を体系的・学術的に・そして体験的に学ぶ科目です。
IBO(International Baccalaureate Organization)の公式ページによれば、Global PoticsはGroup 3(Individuals and Societies)に分類され、SL(Standard Level)とHL(Higher Level)の両方で履修できます。指導時間の目安はSLが150時間、HLが240時間(SL+HL Extensionで80時間追加)。
この科目の大きな特徴は、次の3つです。
現代の政治を”いま”のまま扱う
Historyのように過去の史料中心ではなく、いまこの瞬間に世界で起きているイシュー(例:気候変動交渉・難民政策・AI規制・ジェンダー平等)を題材にします。ニュースと授業内容がそのまま接続されるので、「社会に対する感度」がどんどん上がっていきます。
一般理論と具体例のいったりきたり
「power(権力)」「sovereignty(主権)」「legitimacy(正統性)」「interdependence(相互依存)」といった中核概念を軸に、具体事例を理論に結びつけ、理論から事例を再解釈する往復運動を繰り返します。抽象と具体のバランス感覚が鍛えられます。
体験して学ぶ—「Engagement Project」
Global Politicsを他の科目から決定的に分けているのが、IA(内部評価)として行うEngagement Projectです。生徒は自分が選んだ政治的イシューに、調べるだけでなく実際に関わりながら学び、その経験と調査を統合したレポートを書きます。NGOでのインターン、議員インタビュー、国際会議の傍聴、市民運動への参加など、学びのかたちは一人ひとり違います。
「机の上で終わらない、“動く”社会科目」。これがGlobal Politicsのいちばん大事なキャッチフレーズです。
2. 新シラバス(2024年開始・初回試験2026年5月)のポイント
Global Politicsは2024年8月から新シラバスで授業が始まり、最初の試験はMay 2026。つまり、いま学んでいる生徒はすべて新シラバスで評価されます。
旧シラバス(2015年前後から使われてきたもの)と比べ、主な変更点は次のとおりです。
概念の整理:16個 → 4つの中核概念へ
旧シラバスでは16個の主要概念(key concepts)がありましたが、新シラバスではpower, sovereignty, legitimacy, interdependenceの4つに集約されました。概念を”名前だけ挙げる”のではなく、ひとつひとつを深く使いこなす学びに変わったイメージです。
構造のシンプル化:Core Theme+3つのThematic Studies
学習領域は、1つのCore Themeと3つのThematic Studiesに整理されました(詳細は第3章)。
「IA」から「Engagement Project」へ
旧「Engagement Activity」はEngagement Projectという呼称に変わり、プロセスとワークフロー(どう取り組んだか)をより重視するかたちに再設計されました。
HL Extension:Paper 3で「Global Political Challenges」を扱う
HLの拡張学習として、新たにGlobal Political Challenges(8つの地球規模の政治的課題)というセクションが設置され、Paper 3で評価されます(HL専用)。
重要:シラバス改定は小さなアップデートも断続的に行われます。最終確認は必ず**IB Subject Guide(最新版)**または学校のIBコーディネーターに。
3. シラバス構造:Core Theme+3つのThematic Studies
新シラバスは、次の4ブロックで構成されます。SL・HL共通の学習内容です。
1. Core Theme:Understanding Power and Global Politics
科目全体の”土台”になる領域。権力(power)とは何か、どのように行使・正当化されるのか、国家・国際機関・市民社会・企業・個人といったアクターがどのように相互作用するのかを扱います。ここで学ぶ4つの中核概念(power, sovereignty, legitimacy, interdependence)は、残り3つの領域すべてで共通言語になります。
2. Thematic Study:Rights and Justice(権利と正義)
人権、社会正義、法とガバナンスなどをテーマにする領域。旧シラバスの「Human Rights」が、より広く「justice(正義)」まで包含するかたちに整理されました。ジェンダー、マイノリティの権利、国際刑事裁判所、国連人権理事会など、身近な社会問題から国際制度まで幅広く射程に入ります。
3. Thematic Study:Development and Sustainability(開発と持続可能性)
経済発展と環境、格差、SDGs、気候変動、資源配分などを扱う領域。旧「Development」が、気候危機時代を踏まえて「Sustainability(持続可能性)」を正面から取り込んだかたちです。MDGsからSDGsへの転換、グローバル・サウスの声、企業の役割(ESG・CSR)などもここに入ります。
4. Thematic Study:Peace and Conflict(平和と紛争)
戦争、テロリズム、内戦、平和構築、和解、紛争予防、国際介入などを扱う領域。ウクライナ、中東、アフリカの紛争、核軍縮、平和維持活動(PKO)など、教科書の外で起きているテーマを学術的な枠組みで分析します。
このCore Theme+3Thematic Studiesの構造は、公式の最新更新に基づくもの。「4つのCore Unit」と表現されることもありますが、厳密には 1 core theme + 3 thematic studies = 4領域 という設計です。
4. SLとHLの違い:HL Extension「Global Political Challenges」
SLとHLはCore Theme+3 Thematic Studiesまで共通。HLはこれに加えて、次を学びます。
HL Extension:Global Political Challenges
HL専用の拡張学習として、8つの**Global Political Challenges(地球規模の政治的課題)**のなかから、最低2つのトピックを選び、最低2つのケーススタディを研究します。
各トピックには、たとえば次のような領域が含まれます(カリキュラム全体から例示)。
- Borders(境界・国境)
- Identity(アイデンティティ)
- Poverty(貧困)
- Technology(技術とガバナンス)
- Health(健康・パンデミック)
- Environment(環境)
- Security(安全保障)
- Equality(平等)
生徒は自分でケーススタディをリサーチし、現実の事例(例:EUの移民政策、途上国のワクチン格差、生成AI規制、気候難民など)を使って概念的に分析します。
SL vs HL 比較
| 項目 | SL | HL |
|---|---|---|
| 指導時間目安 | 150時間 | 240時間 |
| 学習範囲 | Core Theme+3 Thematic Studies | 左記+HL Extension(Global Political Challenges) |
| Paper 1 | あり | あり(共通) |
| Paper 2 | あり | あり(共通) |
| Paper 3 | なし | あり(HL専用・stimulus-based) |
| Engagement Project | あり(25時間目安) | あり(35時間目安・HL独自の推奨セクション追加) |
HLは単に量が多いだけでなく、「自分で選んだケースを、自分の言葉で分析して説明する」知的自立性が一段階強く問われます。国際関係や政治学部を本気で志す場合、可能であればHLが望ましいです。
5. 評価構造:Paper 1/Paper 2/Paper 3/Engagement Project
評価は外部評価(External Assessment=試験)と内部評価(Internal Assessment=Engagement Project)の組み合わせです。
外部評価(External Assessment)
| ペーパー | SL/HL | 形式 | 範囲 |
|---|---|---|---|
| Paper 1 | 共通 | 資料(source)を使った問題 | Core Theme(Understanding Power and Global Politics) |
| Paper 2 | 共通 | 記述問題(extended response) | 3つのThematic Studiesを横断 |
| Paper 3 | HLのみ | 刺激素材(stimulus)を使った問題 | HL Extension:Global Political Challenges |
Paper 2は、Section A(個別のThematic Studyに関する問い)+ Section B(複数領域を横断する統合問題)という構造で、「ひとつの領域を深く扱う力」と「領域をまたいで考える力」の両方が試されます。
Paper 3(HLのみ)は、自分が選んで研究したケーススタディの知識と証拠を使って、刺激素材ベースの3問に答える形式。HL Extensionの学びの蓄積が、そのまま点数に直結する構造です。
内部評価(Engagement Project)
全生徒が取り組むIA。最大2,000語の文章レポートを提出します。
重要なのは「実際に何らかの活動に関わる」こと。机上のリサーチに加え、次のような”関与(engagement)“が求められます。
- 政治的なイベント・集会・討論会・デモへの参加
- 関連団体・NGO・議員などへのインタビュー(最低2件が一般的な目安)
- 現地調査・フィールドワーク
- オンラインでの政策議論への参加 など
配点の目安: Engagement ProjectはIAとして最終成績の20〜30%に相当すると一般的に案内されています(SLの方がIAの比重が高い傾向)。Paper 3(HLのみ)は30%。ただし正式な配分パーセンテージは、必ず最新のIB Subject Guideまたは学校のコーディネーターで最終確認してください。
6. Engagement Project(IA)の進め方
Engagement Projectは、Global Politicsの”花形”であると同時に、最初のうちは何をすればいいのか掴みづらい部分でもあります。おすすめの進め方は次の4ステップです。
Step 1. 関心のある政治的イシューをひとつ選ぶ
「政治的イシュー」とは、権力・権利・資源・ルールの分配に関わる問いを扱えるテーマのこと。たとえば:
- 自分の地域における外国人住民の権利(Rights and Justice)
- 地元の再エネ導入政策と住民合意(Development and Sustainability)
- 難民支援NGOと行政の連携(Peace and Conflict/Rights and Justice)
“世界的に大きな話題”より、自分がアクセスできる現場があることが大事です。
Step 2. Engagement(関与)を設計する
誰に話を聞くか、どんな活動に参加するかを具体化します。
- インタビュー:最低2件を目安に、立場が違う2人以上に話を聞く
- 参加観察:集会・セミナー・NGO活動に実際に出向く
- 一次資料の収集:条例、議事録、政策文書、市民団体の資料など
安全・倫理面の配慮(未成年である自分が参加して良いか、同意はとれているか、個人情報の扱いは?)は必ず事前にチェック。
Step 3. 理論との往復をする
権力(power)・正統性(legitimacy)・主権(sovereignty)・相互依存(interdependence)のような中核概念、人権・正義・開発・平和といった視点を使って、集めた事実を解釈します。ここで概念と現場が噛み合わない瞬間こそが、最高の分析ポイントになります。
Step 4. 2,000語のレポートにまとめる
IBは特定のテンプレートを強制していませんが、典型的な構成は次のようになります。
- Introduction(150〜200語): 選んだイシューの背景、なぜ選んだか、何を問うか、使う概念を明示
- Engagement: 自分が何をしたか(活動・インタビュー・参加観察)を具体的に
- Analysis: 集めた事実を中核概念・理論と結びつけて分析
- Evaluation: 複数の立場・視点からの評価、対立する見方の検討
- Conclusion: 自分のエンゲージメントを通して得た政治的理解の変化
2,000語を大きく下回ると評価が下がる傾向がある一方、超過しても加点はないので、字数管理は重要です。
7. おすすめテーマ例:日本から書けるGlobal Politicsイシュー
海外事例だけでなく、日本在住でも取り組めるテーマは豊富にあります。
Rights and Justice 系
- 日本の技能実習制度と外国人労働者の権利
- 選択的夫婦別姓をめぐる政治過程
- SNSにおけるヘイトスピーチ規制と表現の自由
- LGBTQ+の権利と自治体パートナーシップ制度
- 「こども基本法」と子どもの権利条約の実装
Development and Sustainability 系
- 自治体のカーボンニュートラル政策と住民参加
- 再エネ導入における地域紛争(メガソーラー問題など)
- 食品ロス削減と地域経済
- デジタル格差と教育の機会平等
- 地方自治体のSDGs未来都市計画
Peace and Conflict 系
- 日本の難民認定制度と市民社会の役割
- 基地問題をめぐる国と自治体、地域住民の関係
- 核兵器禁止条約と日本の立ち位置
- 平和教育(広島・長崎)と政治的記憶
- ウクライナ避難民受け入れと自治体
HL Extension(Global Political Challenges)向け
- AI規制をめぐる国際協調(Technology)
- 気候難民と国境・市民権(Borders/Environment)
- パンデミック下のワクチン格差(Health/Equality)
- データ主権と国家安全保障(Security/Technology)
“世界のどこかで誰かがやっている”テーマより、自分が一次情報にアクセスできる現場を選ぶのが、高得点レポートへの近道です。
8. どんな人に向いているか・向かない人
向いている人
- 毎日ニュースを見るのが習慣になっている
- SDGs・人権・国際協力・戦争と平和などに強く関心がある
- 「正解のない問い」にじっくり向き合うのが好き
- 机上の勉強だけでなく、フィールドワークにも興味がある
- 自分の意見を、根拠をもって英語で書く訓練をしたい
少し注意が必要な人
- とにかく暗記で点を取るスタイルが得意(Global Politicsは暗記だけでは高得点にならない)
- 「政治には興味がない」と言い切れる
- 日々のニュースを一切追っていない
- フィールドワーク・インタビューに心理的ハードルが非常に高い
もちろん、興味は履修しながら育てることもできます。**「関心がある方向に、ちょっとだけ背伸びして取り組める科目」**が、本人の成長につながるIBの組み方です。
9. 大学進学との相性:国際関係・政治・法学部へ
Global Politicsは、次のような分野を志望する生徒と非常に相性の良い科目です。
海外大学(英語圏)
- International Relations(国際関係学)
- Political Science / Politics
- Global Studies / Area Studies
- Law(法学)
- Development Studies / Peace Studies
- Public Policy
特にイギリスの大学(LSE、SOAS、UCL、King’sなど)では、Global Politics HLは国際関係・政治学系プログラムのエッセイ課題やインタビューとの親和性が非常に高いです。
日本の大学
- 国際関係学部・国際学部(東京外国語大学、早稲田国際教養学部、上智国際教養学部、ICUなど)
- 政治経済学部(早稲田、慶應)
- 法学部
- 総合政策・SFC系(慶應SFC、立命館APUなど)
- 公共政策学部
日本のIB入試でも、志望理由書やレポート課題でGlobal Politics IAの経験が強く活きるケースが増えています。IBの学びが「身体化」されていることのわかりやすいエビデンスになるからです。
併用したい科目
- History HL:政策の歴史的背景を深く理解できる
- Economics:Development and Sustainabilityの経済分析が一気に深まる
- English B / Language and Literature:一次資料の読み込みと、論理的な英文記述に直結
- ESS(Environmental Systems and Societies):気候・環境問題の科学的土台
詳しい科目選びは IB科目選択ガイド(最新版) もあわせて参考にしてください。
10. 高得点を取るための学習戦略
Global Politicsは暗記型ではなく使いこなし型の科目。日々の習慣がそのまま点数に直結します。
1. ニュースを”概念レンズ”で読む
毎日のニュースを、「これはどの概念(power/sovereignty/legitimacy/interdependence)で説明できる?」「どのThematic Studyに近い?」と問いながら読む習慣をつけます。1日10分でもかなり差がつきます。
2. ケーススタディを”ストック”する
HL ExtensionのPaper 3はもちろん、SLのPaper 2でも、具体事例を挙げられるかで差がつきます。テーマごとに、国・時期・関係アクター・結果・関連概念をまとめたケーススタディノートを作っておきましょう。最低でも10本、できれば15〜20本がベースラインです。
3. Engagement Projectを”早く始める”
IAは試験直前にまとめて書ける種類の課題ではありません。インタビュー依頼や現場参加には時間がかかります。DP1(1年目)の半ばにはテーマを決め、後半から実際の活動を始めるのが理想です。
4. 過去問・リリース問題で型をつかむ
新シラバスは試験回数がまだ少ないですが、リリースされている問題・模擬問題は必ず解き、構造的な採点基準(知識・理解・分析・評価・コミュニケーション)に沿って自己採点をしましょう。フィードバックなしの勉強は、効率が半分以下になります。
5. 家庭教師と「書く力」を磨く
IB Tutorsのようなマンツーマン指導では、Engagement Projectの構造設計・インタビュー倫理・英文アカデミックライティング・Paper 2の構成などを、プロの視点でチェックできます。独学では難しい部分こそ、外部の目を入れるのが最短ルートです。
関連:IB Historyの書き方(IA・Paper対策) / IB Economics攻略ガイド
11. FAQ
Q1. Global Politicsは、HistoryやEconomicsの代わりに選んでも大丈夫?
A. 大丈夫です。Global PoticsはGroup 3として正式に認められた科目で、国際関係・政治・法学部などではHistoryと同等以上に評価されることも多いです。ただし志望校が「History HL必須」を明示している場合は注意。目指す大学・学部の公式要件を必ず確認しましょう。
Q2. 新シラバス(2024年開始・初回試験2026年5月)が怖いです…。
A. 新シラバスは概念が16→4に整理され、以前よりむしろ学びやすくなっています。過去問の蓄積が少ない分はマイナスですが、IBO公式のスペシメン問題・各出版社の新刊教材・学校・家庭教師のサポートを組み合わせれば十分対応可能です。
Q3. Engagement Projectでインタビューが怖いです。
A. 学校の先生、近所の市議会議員、地域のNGO、行政の相談窓口など、まずは**身近で”断られても大丈夫な相手”**から始めましょう。メールの依頼文はテンプレを用意しておくと楽です。未成年としての安全配慮と、保護者・学校の合意を必ず取ってから進めてください。
Q4. 政治的に”偏った”意見を書いても大丈夫?
A. IBが求めているのは「自分の立場を明示しつつ、反対の視点も公正に扱うこと」です。強い意見を持つこと自体は問題なく、むしろ歓迎されます。ただし、エビデンスで支えられているか、他の立場を切り捨てていないかが厳しく見られます。
Q5. 日本の大学にGlobal Politicsで進学できますか?
A. できます。国際教養系・国際関係系・SFCのような総合政策系は、Global Politicsの学びをほぼそのまま志望理由に接続できる分野です。IB入試では成績(Predicted/Final)に加え、Engagement Projectの経験は志望理由書・面接で非常に強い武器になります。
12. 出典・参考情報
この記事は、以下の情報源に基づいて作成されています。最終的な仕様は必ず最新の**IB Subject Guide(Global Politics)**と学校のIBコーディネーターで確認してください。
- International Baccalaureate Organization(IBO)公式:Studying Global Politics
- IBO公式:Global Politics curriculum updates
- IBO公式Subject Brief:Global Politics SL/HL Subject Brief (PDF)
- IBO公式:Diploma Programme Assessment
- Pearson International Schools Blog: Changes to the IB DP Global Politics subject guide (2024)
- ManageBac+: New DP Global Politics: What to Expect
- TutorsPlus: IB Global Politics Course Guide (First Exams May 2026)
- IBlieve: Syllabus Updates: IB Global Politics HL & SL (First Assessment 2026)
※評価配分のパーセンテージ(Paper 1/Paper 2/Paper 3/Engagement Project)は、公開情報ベースの一般的な値を紹介しています。正式な最新の配分は、必ずIB Subject Guide(最新版)で確認してください。
13. 関連記事
- IB科目選択ガイド|HL/SLの決め方と失敗しない組み方
- IB History IA完全ガイド|テーマ選びから書き方まで
- IB Economics 攻略戦略|高得点を取る学び方
- IB Math IA おすすめトピック50選
- IB生のためのCASプロジェクトアイデア(日本版)
IB Tutorsに相談する
Global Politicsは、「世界をどう読み解くか」「自分は何に関わるのか」を問い続ける、人生の視野を広げる科目です。Engagement Projectは、一生モノのリサーチ体験になります。
IB Tutorsでは、IB DP卒業生の講師がマンツーマンで、Global PoliticsのPaper対策からEngagement Projectの設計、インタビュー倫理、英文アカデミックライティングまで、まるごと伴走します。新シラバス対応も順次アップデート中です。
「自分の関心はGlobal Politics向きなのかな?」 「Engagement Projectのテーマ、一緒に考えてほしい!」 そんな相談も大歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。