IBの勉強、正直「何から手をつければいいかわからない」と感じていませんか?
「うちの子、学校の授業はついていけているみたいだけど、TOKのエッセイって何を書けばいいの?」「Extended Essayって、どうやって3,000〜4,000字にまとめるの?」——そんな声、保護者の方からよくいただきます。
普通の大学受験とはまったく違う評価システムのIBだからこそ、経験のない親御さんが情報を集めるのは本当に大変ですよね。
今回は、実際にIBで45点満点を達成したIBTの講師が「自分が実践した勉強法」を率直にお話しします。「なぜ点が取れたか」を振り返って見えてきたことを、できるだけリアルにお伝えします。
目次
- 📊 IBで高得点を取るために、まず知っておきたいこと- 📝 TOK対策:「正解」を探さないことが正解TOKが評価しているのは「プロセス」- 私が実践した3つのTOK勉強法- 📄 Extended Essay(EE)の書き方:「小さく始めて、深く掘る」高得点EEの共通点は「問いの絞り方」- EEを書き進めるための3ステップ- 🎓 実際にIBで45点を取った講師の声- 📅 2年間のスケジュールで「焦らない準備」を- 🌟 まとめ:IBは「攻略法がある」試験です
📊 IBで高得点を取るために、まず知っておきたいこと
IBの総合点は45点満点で構成されています。内訳は以下のとおりです。
- 各科目(6科目)× 最高7点 = 42点
- ボーナスポイント(TOK + EE)= 最大3点
「たった3点」と思うかもしれませんが、この3点が大学出願の合否ラインに直結することも多いんです。つまり、TOK(Theory of Knowledge)とEE(Extended Essay)は「おまけ」ではなく、戦略的に取りにいくべき得点源です。
そしてもう一つ大事なことをお伝えすると、IBで高得点を取った生徒の多くは「直前の詰め込み」ではなく、2年間を通じたペース配分と準備で結果を出しています。
📝 TOK対策:「正解」を探さないことが正解
TOKはIBの中でも「何をすればいいのかわからない」と混乱しやすい科目ですよね。
TOKが評価しているのは「プロセス」
TOKエッセイで大事なのは、「いい答えを出すこと」ではなく、「問いをどう掘り下げたかを見せること」です。
採点者は、あなたの子がどれだけ多角的に、そして批判的に考えたかを見ています。「この知識は本当に信頼できるのか?」「異なる知識の領域(AoK: Areas of Knowledge)では、この問いはどう変わるか?」——そういった問いを立て、自分なりに検証するプロセスを丁寧に書くことが高評価につながります。
私が実践した3つのTOK勉強法
📖 問いを「日常の出来事」に接続する
— TOKの問いは抽象的になりがちです。「感情は知識を妨げるか?」という問いなら、日常生活の具体例(スポーツ、家族との会話など)とつなげることで、エッセイに説得力が生まれます。
🔄 反論を「自分で作って自分で答える」
— 自分の主張に対して「でも〜という場合はどうか?」と反論し、それに答える構成を意識しました。これだけで論理の深みがぐっと増します。
📝 Exhibition(展示)は「なぜそのオブジェクトか」を丁寧に説明する
— Exhibitionは3つのオブジェクトを選ぶ課題ですが、オブジェクト自体のインパクトより「なぜこれを選んだか」の説明のほうが重要です。シンプルなものでも、接続の論理が鮮明であれば高得点が狙えます。
📄 Extended Essay(EE)の書き方:「小さく始めて、深く掘る」
EEはIBで最も時間がかかる課題の一つ。4,000字のリサーチ論文を書くなんて、高校生にとってはかなりハードルが高いですよね。
高得点EEの共通点は「問いの絞り方」
実は、EEで一番大切なステップは「リサーチクエスチョン(RQ)の設定」です。
広すぎるRQは表面的な論考しか生まず、逆に点数が下がります。私が選んだのは「答えが一つに絞れないけど、議論の軸が明確な問い」でした。
❌ 広すぎる例:「気候変動は社会にどう影響するか?」
✅ 絞れている例:「X国のY政策は気候変動対策として有効だったか?2015〜2020年のデータをもとに論じる」
このように、範囲・時期・評価軸を明確にすると論考が深まります。
EEを書き進めるための3ステップ
🗂️ アウトラインは「問いへの答えの地図」として作る
— 序論・本論・結論という形式より、「RQへの答えをどのルートで導くか」を意識して構成を組むと、論旨がぶれにくくなります。
📚 文献は「主張を支えるもの」として選ぶ
— 文献の数を増やすより、「自分の主張を補強・反証するために使える文献」を選ぶほうが評価されます。「読んだから入れる」ではなく「使うために読む」という発想の転換が大事です。
🔁 Reflections(リフレクション)を軽く見ない
— EEのプロセスで提出するリフレクションは、単なる進捗報告ではありません。「リサーチを通じて自分の考えがどう変わったか」を書くことで、評価に大きく貢献します。
🎓 実際にIBで45点を取った講師の声
「私がIBで一番後悔していることは、TOKとEEの準備を後回しにしたことです。でも逆に言えば、最後の4ヶ月で集中的に取り組んで満点を取れたのは、’何を評価されているか’をようやく理解したからでした。その理解を、最初から持っていたら——と思います。だから今、生徒さんには最初にそれをお伝えしています。」
— IBT講師・IB45点取得(イギリス系IB校出身)
📅 2年間のスケジュールで「焦らない準備」を
IB1年目(DP Year 1)からできる準備を整理しておきます。
時期 優先すること
Year 1・前半 各科目のIA(Internal Assessment)の要件を把握する
Year 1・後半 EEのトピック・RQを仮決めしてスーパーバイザーと相談
Year 2・前半 EEのドラフト完成、TOKエッセイの構成を固める
Year 2・後半 模擬試験でフィードバックを受け、弱点科目を集中強化
「Year 2になってから始めればいい」と思っていると、EE・TOK・IAが一気に重なって本当にしんどくなります。Year 1から少しずつ動き出すことが、最終的な余裕につながります。
🌟 まとめ:IBは「攻略法がある」試験です
IBは確かに難しい。でも、評価基準が明確で、対策が可能な試験でもあります。
- TOKは「正解を出す」のではなく「考えるプロセスを見せる」
- EEは「問いを絞る」ことが高得点への最短ルート
- 2年間を見通したペース配分で、焦りは大きく減らせる
お子さんが今どの段階にいても、大丈夫です。正しい方向を知るだけで、取り組み方はガラッと変わります。
IBTでは、IB卒業生の講師がお子さまの学習を直接サポートしています。
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